tomokoの音楽暦 第18回 「スティービー・ワンダーと話す」

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スティービー・ワンダーは盲目のソウルシンガー。

小さい時から類まれな才能を発揮し
ハーモニカ、ピアノ歌をなんでもこなす
アーティスト、ミュージシャンだ。

実はロサンゼルスにいた時に
私にとって彼はとても近い存在になった。

それは私がヴォイストレーニングで師事した
同じグロリアから
彼もトレーニングを受けていたのだ。

グロリアが乳がんで亡くなった時に
スティービーはセレモニーで
彼女のためにたくさんの歌を歌ってくれた。

私はそのセレモニーを開催する側にいたので、
裏方の手伝いをしていた。

グロリアが残してくれたものは大きい。
その彼女に対して同じ想いを
スティービーも感じていたことが嬉しく、
感謝、感動で彼の歌を聴いていた。

2003年に彼が来日ツアーした時に
たまたまお誘いがありコンサート後、
私はバックステージへといった。

コンサートでは彼の歌唱のすごさ素晴らしさ
を改めて感じた。

バックステージはたくさんの日本人が
彼と記念撮影をしていたが
実際に会話をしている人は誰もいなかった。

私は彼に

「Make a smile」

笑って写真撮るからと声をかけた。

すると彼は私の方を向き笑ってくれた。

グロリアのことも彼への感謝を
伝えることができた。

彼はその間ずっと私を見て手をつあいで話をしてくれた。
気さくで身体も心も大きいスティービー。

永遠のヒーロー(英雄)と
時間を共にできた瞬間だった。

tomoko

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