トモコヴォイス会報誌vol.27
『私の音楽の原点』
ー Michael Jackson ー
こんにちは。いかがお過ごしでしょうか? もう7月です。
6月は鎌倉の紫陽花見に行ってきましたよ。
さぁ〜、今月も元気にいってみよ〜。
朝起きて、テレビをつけてみるとまだ夢なのか、幻か・・・
そんな感じで目をこすって画面をよく見て見た。
「マイケル・ジャクソンさん死亡か」
信じられない事だ、
またゴシップの類だろうと思って一日を過ごしていた。
しかしCNNのラジオなど聞いて、アメリカのニュースで
ロスでの模様などを聴いているとどうやら本当なのでは
ないかという気がしてきた。
まさか・・・と未だに信じられないが。
そんな風に思った人たちはきっと世界中で大勢いるのだろう。
たくさんの曲のメロディがなる。
子供の頃スリラーのプロモーションビデオをみた。
ゾンビがお墓から出てくる様をみてキャーキャー言って妹と怖がった。
しかし、そのゾンビが踊りだすと画面に釘付けになった。
彼のダンスは周りのプロのダンサー達をも負かす
上手さかっこよさがあると
子供の私でも感じられた。
その後、昔の小さい頃のMichaelの映像が映り、歌を聴いた。
同じくらいの年の少年の歌がすごいと感動したのを覚えている。
ヘッドフォンをして歌詞を読みじっくり隅々まで聴き、
その音楽の世界へ入り込んでいく。
ヘッドフォンをすると他の音が何もなく
その音だけになり、気持ちよく聞ける。
父は酔っ払ってステレオでガンガン出して聴いていたが(笑)、
私はひとりでこっそりこの聴き方をしていた。
Michaelの歌うフレーズ、厳しく洗練された音から
彼の人柄、繊細さ、考え方、愛情が私には伝わってきていた。
マスコミメディアが何と言っていようとも彼のアルバムの中には真実があり、
音楽に対する姿勢はピュアで音、表現することを本当に楽しんでいると感じた。
それが私の原点、そういう人達に出会いたいと
アメリカに行ってみたいと純粋に思った。
私はヴォイストレーナーの仕事もしているが、歌はうそつくとばれるのだ。
変な言い方だが、本当に感じていることが表れる。
恥ずかしいと思えばそのとおりに、出来ないと思えば
出来ない歌い方になってしまう。
カラオケで楽しく歌っている人の歌を聴けば楽しそうと感じたりする。
私はお客さんの前で歌う時、お客さんが私の心の鏡だと思っている。
心の中で思っていることがそのまま映る。
不安、疑心、痛みもすべて映り、
嬉しい楽しいの気持ち、喜びもすべて映る。
Michaelがステージに立つとすべてが自信につながり
何でもできるというような心の強さが出てくるのだろう。
本当に強い。
リズムの激しい曲からもメロディアスなやさしい曲からも。
私にとって一生尊敬する、音を操るミュージシャンであり
自分を表現するアーティストだ。
ずっとこの曲が私の中で流れている。
歌声を聴くと涙がでそうだ。
人の死は、絶大な力を残された者に与える。
彼の曲は永遠に、人々の心に生き続けるだろう。
『Speechless』スピーチレス歌詞から
2001年のアルバム 『 INVINCIBLE』
things real, but all is possible if God is on my side
実体はない、でも神が私のそばにいるとすべてが可能になります。
When I’m with you I am in the light where I cannot be found
あなたのそばにいるとき、私が見えなくなるほどの眩しい光に照らされます
It’s as though I am standing in the place called Hallowed Ground
神聖な大地に立っているかのように
Speechless, speechless, that’s how you make me feel
言葉にならない、言葉にならない、
それがあなたが私に感じさせてくれることです
Though I’m with you I am far away and nothing is for real
私はあなたといっしょにいますが遠くにいます。実在はなくても
I’ll go anywhere and do anything just to touch your face
私はただあなたの顔に触れるために何処へでも行き、何でもします
There’s no mountain hight I cannot climb
私はどんな高い山でも登れる
I’m humled in your grace
あなたの恩恵の中で、私はつつましい心になります
作詞・作曲 Michael Jackson
tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.27より
(2009年7月1日)