tomokoの音楽暦 第3回 「ヴォイストレーニング」
ロサンゼルスへ行くきっかけは短大時代に通っていた音楽スクールが
ロサンゼルス校を作るのでその手伝い、留学兼仮社員ということだったんです。
私は女子寮長となりましたが、実際行って見ると聞いていた話から違って、
音楽勉強しながらお弁当屋さんでバイトをしました。
そしてスクール・オブ・ザ・ナチュラルヴォイスの
本格的なヴォイストレーニングを受け始めました。
それまでの私はヴォイストレーニングなんて、ケッケッと
あまり重要視してなかったんです。なんとも生意気で失礼な話です。
はじめはこれがどう役に立つのかなどわからず、ただ淡々と練習していました。
ある時、私の歌をスクール創設者グロリア・ロッシュに聴いて貰うことができました。
人生にはいろんなことが起きます。
その一つには彼女が私を教えてくれるというチャンスがやってきました。
トレーナーとして私をトレーニングしてくれたのです。
できないところは練習が足りないと言われるだけ。
頭と身体が一致するように、練習を工夫しました。
私の中で今まで練習してきたものが、どんな意味を持つのか、
どう歌に使えるのか理解が深まっていったんです。
このトレーニングを受ける前まではまだまだ
この奥の深さがあることに気づかされずにいました。
幸いにも教わったことは人間の身体の真理に沿っていたもの
だったので私には納得いくトレーニング方法でした。
ヴォイストレーニングのトレーナーとなって
様々な人の声(人種)を聴くことができました。
人の声の神秘、人の可能性の大きさにいつもすごい!と感嘆します。
tomoko