トモコヴォイス会報誌vol.6
「日の出」
9月に2年ぶりにロサンゼルスに行って来ました。
空港へ降りると懐かしさが込み上げます。
11時間の空の旅を経てレンタカーの車でいつものフリーウェイを走ると、
「帰って来た」
という気持ちになります。
相変わらずロスは昼間は暑くて日差しが強く、夜になると冷え込みました。
砂漠気候ですね。
今回は私の大好きな場所、アリゾナにあるモニュメントバレーに行って来ました。
なんと数えてみると今回で5回目です。
我ながらよく来たもんだと感心します。
ロサンゼルスからグランドキャニオンまで8時間、
グランドキャニオンからモニュメントバレーまで4時間のロングドライブ。
果てしなく同じ景色が続くこともあり、真っ直ぐ前に視線を合わせると
ずっと同じで視線の先が変わりません。
あらためてアメリカはなんて広いんだろうって思いました。
モニュメントバレーの公園内をジープで走っていくツアーに参加しました。
ガタガタと走るジープの中からの砂漠にまみれ口の中、
なんとまつ毛にまでも赤土の粉がついてしまいます。
一緒に参加した人たちはリタイアされた方だと思うのですが、
ヤッホーなどと言ってはしゃいでいました。パワー全開で楽しんでました。
私も大笑いしながら乗っていましたよ、おかげで口の中が砂でざらざらでした。
この地はネィティブアメリカンの保護地区になっているんです。
今もあるナバホ族のおばあさんの家に行きました。
その家は土と木でできていてホーガンと呼ぶのだそうです。
ツアー参加者の中から私が選ばれてナバホ族のおばあさんに
伝統の髪の毛の束ね方で髪を結わえてもらいました。
木の枝でできたブラシで髪をとかすと赤土の粉がとれて髪が輝きだします。
彼らは自然と共に生きています。
人が病になるとメディシンマン(人を治癒する力のある人)
が岩にお祈りをするのだそうです。
大自然の中で暮らしているとやはり自然の偉大さや壮大さを
人は自ら感じ、それを神として崇めるのでしょう。
それは日本も同じなんでしょうね。
次の日の朝、日の出を見ました。
何度見ても素晴らしく心から感動してしまいます。
ゆっくりゆっくりと空の色が変わっていくさま。
大地を照らしていきます。
雲が流れてすべてのものが日の出に感動して、
喜んで太陽の光りを浴びているようです。
エネルギーを感じました。
光り輝けと励まされているようでした。
写真から皆さんへ伝わますように。感謝、感謝の心とともに。
今回が今年最後のtomoko voiceです。
感動いっぱい、幸せたくさん。良いお年をお迎えください。
12/4のクリスマスソングでお会いできる事を楽しみにしています。
tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.6より
(2006年11月7日)