tomokoの音楽暦 第28回 「ピアノ教室の思い出」
幼稚園の先生がピアノを弾いているのを
ピアノの下からじっと見上げていた。
ピアノに興味を持ち、ピアノを習いたいと
私は親にい言った。
その時から高校2年まで私は
クラシックのピアノ教室へ通っていた。
私が習い始めると妹も習い始めた。
(彼女は小学校6年生までやっていただろうか・・・
私よりも早くやめてしまった)
二人でピアノ教室に通ったのを思い出す。
私達はあまり練習をしなかった。
いつも行く前にちょこっと楽譜をみて
レッスンにいった。
きっと先生も呆れていただろうなぁ。
冬の雪の日、あまりにも練習してなくて、妹と母に頼んで
休ませて欲しいと言ってもらった時が一度だけあった。
そしたら先生が家に来ると言い出したのだ。
私達は焦って緊張して先生を家に迎えた。
レッスンでは妹と同じ楽譜をつかう。
私が合格すると黒丸。
妹は赤丸だった。
とにかく行けば、シールを貼ってくれる。
そのシールが可愛くて大きくて立派だった。
シールってやっぱり嬉しいものだった。
ある日、レッスンが終わって家へ帰ろうと教室を出た時
私達の目の前に野良犬が立っていた。
こちらを見ていた。
大きくて、怖かった。
犬は嫌いではない、でもこの犬からは身の危険を感じた。
私達はそ~っと横を通ろうとした。
吠えてきた。
私達は一目散に逃げた。
なんと追っかけてくる。
うわぁ~、どうしようと
足の速い妹はどんどん私よりも前を走り、
私はどうにかついていくようにして逃げ切った。
本当に恐ろしかった~。
tomoko