トモコヴォイス会報誌vol.23
「日本の心」
ー おくりびと=Departure(出発)ー
お元気ですか?
2月は暖かい日もありましたが、まだまだ寒さが続きますね。
寒いのが苦手なのでついつい出不精になります。
演奏の時は外でも歌ってますが・・・。
歌ってるときは別だなぁと自分自身で感心!
元気に歌っています。
実は二十六日にまたまた渡米します。
寒い日本から離れ少しの間懐かしいロサンゼルスで生活してきます。
今のアメリカを体感してきます。次のトモコヴォイスで報告しますよ〜。
今月も元気にいってみよ〜(^ ^)
8年海外生活をしてきて大きく変わったのは、日本の国がどんなに
素晴らしいかを実感できるようになったこと。
どの国にも、悪いところ、良いところがある。
私は海外へ出て、あらためて日本の良さがわかったように思う。
他の国を知って感じることなのかもしれない。
今の現代日本が昔と違うといってもやっぱり日本は日本で、他の国にはない文化、
歴史、日本人の美的感覚、人の良さ、誠実さがあるのではないかと思う。
以前におすすめコーナーで紹介した「おくりびと」が
アメリカのアカデミー賞に選ばれた。
お〜やったね〜と
テレビに向かって声を出しちゃいましたよ。嬉しいことです。
ハリウッドでこの授賞式が開かれ、あのアメリカ人たちに受け入れられた。
映画の舞台になったのは山形県庄内、納棺師の仕事を通して、
人が亡くなること、それを感じるからこその、人が生きるということ。
その尊さ。それをとても美しく、優しく描いているように思う。
おくりびと」の英語タイトルが出発という意味の「Departure」が
使われていうたことが、とても心に響いてくる。
私の実体験を通して、この映画から感じることはたくさんある。
私は納棺師に会わなかったが、きれいになって納棺されている
ことがとてもありがたく、感謝なのだ。
その時間をとても尊い大切な時、
まさにDeparture、出発、旅立ちだと思う。
映画に協力した山形の人たちもとっても喜んでいた。
私も小さいときから見ていた月山(がっさん)の
雄大な山が出てきたりして心がふわぁ〜
と美しい映像に引き込まれる。
日本人が大切にしたいことを世界の人々も共感してくれたんだ。
すごいことだ!
tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌vol.23より
(2009年3月1日)