トモコヴォイス会報誌vol.10  

「クマともりとひと」

 

先日、『クマともりとひと』という
厚み3ミリの小冊子に出会いました。

夢中になってすぐに読み終えました。
その内容、出来事に大きな感銘を受けました。

新聞の切抜きでタイトルが『おら、こんな山いやだっ』
記事にはガリガリのクマが射殺され、
両側から笑顔のハンターに持ち上げられた写真がありました。

クマが絶滅に瀕している。
人が植えたスギやヒノキの人工林では、水や食べ物がなくて
クマたちが森から出てきて人里で食べ物を探すのだそうです。
人里に出てくれば、農作物を荒らすとして殺されてしまうのです。

はじめにこの記事を読んだ中学生が行動を起こしました。
クマを救う、森を救うと訴えていったのです。
私はこの事実について何も知らず、人工林と自然の違いも知らなかった。

自然林は人工林と違い、クマが食べる実があり、
湧き水がある生物の宝庫なのです。

『動物たちに帰れるも森を、地元の人に安心を』

との合言葉で、その地の自然植生と考えられる、シバグリ、ミズナラなどの
実のなる広葉樹の苗木を植えていく運動を日本熊森協会はしています。
私には何が出来るのだろうと考えました。

この7月に山形に行ってきました。
たくさんの山々、川、大きな空、木々、稲の匂い、土の匂い、雨の匂い、
私が住んでいる横浜では感じられないものを感じてきました。

自然は、いい〜〜のひとことですね。
山形にいる間、とても爽快な気持ちでいられました。

自然は人の心、身体を癒してくれます、治してくれます。
全てを浄化して、エネルギーを与えてくれる大切な神殿。
そんな風に感じるのです。
人間のわがままでダメにしないように守っていきたい。

いや、私たちが守るのではなく
『偉大な自然と、人は共存させてもらっているんだ』
と謙虚にいることがいいね。

 

湘南にあるかき氷屋さんに行きました。
なんとこの氷は天然氷。
冬の寒さで氷を作りそれがこの夏に食べられる。
贅沢な話ですが、どうしても天然水の味を試してみたくて一人行ってきました。

私が選んだのは、一番氷の味を感じられるといわれる『かまくら』
というかき氷。和三盆糖がかかっているだけです。

うん、美味しかったぁ。
確かに冷たすぎてかき氷特有のツーンと頭が痛くなることなかったです。
氷が綺麗で気のせいなのかやさしいと感じました。

氷がやさしい。

現在は地球温暖化で天然氷を作ることが難しくなってきたそうです。
ここにも自然と人の共存がありますよね。

vol10

by tomoko 7.31.2007
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.10より
(2007年7月31日)

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