【tomoko通信】外国人として生きると vol.116

visa
こんにちは
tomokoです。

アメリカ、音楽生活で自分のデメリットは
やはり、言語力と外国人ということで、
働くことも制限がくる。

奨学生になることができたり、
バトル オブ ザ・バンドで私が優勝しても、

自分がリードして何かことをなすことが
ネイティブの人に比べ遅いだろうとわかっていた。

学費においてもそうだった。

グリーンカード(永住権)をもっていると
現地人とおなじ安い学費となったりする。

それだけ、外国人はお金もかかるということだ。

海外旅行に行くときなどはビザ免除という
制度が国と国の間である。

なのでビザの存在を感じられないが、
長期滞在となるとビザは必須だ。

ビザとは外国人にとってとても大切だ。

ビザがないと国を渡れない、行き来できないのだ。

私は8年間アメリカ滞在していたが、
このビザを取り続けたということを意味する。

一度不法滞在となると、その後が自由ではなくなる。

その汚名が残るということだ。
そう簡単に、日本から出られない。

アメリカで見つかれば強制送還、国に返される。
何か自分でことをなすときに、必ず足かせになる。

しかし現実には、そういう不法滞在で
アメリカにいた日本人もよくいた。

私からするとはっきり言ってその人達は、
人生を棒に振っていることと同じだと思っていた。

私は不法にならないために、
移民弁護士と働くビザをとるように動いた。

わざわざ外国人を雇う意味が
どれだけあるのか。

雇い主である、
The School of the Natural Voiceにおいて、
私を雇う利点がどれだけあるのか?

これを証明するためにいろいろな書類をそろえる。

私はカナダのアメリカ大使館に行った。

その理由は1つ。

もしも拒否された場合にも、カナダは隣接国なので
アメリカに入ってこられるという利点があった。

日本のアメリカ大使館ではだめなのだ。

一人、ビザのためにカナダのバンクーバーに飛ぶ。

アメリカ大使館の人が偉い人にみえたり、
どうかビザが手に入りますように!
と神頼みになる感覚だった。

私は運良く取得できた。

取得する前は、世の中が暗く灰色なのに、
取得できたら、世の中が明るく色鮮やかに見え、

バンクーバーの街を意味もなく歩き続けた。

やった!まだアメリカにいられる、
音楽をやっていける!と・・・

それだけ、アメリカにいたい、
音楽をアメリカでしたい
という気持ちが強かったのだ。

ビザを取ることに必死になり、
念願の取得ができると、
私はアメリカに滞在する一日一日を
より大切にするようになる。

人の慣れとは怖いもので、
私もそうだが時間は無限のような
感覚に陥りやすい。

時間は有限であることを再認識し
どんな生き方をしたいのかを自分に問う。

日本でも外国人を目にすると
私は親近感を覚える。

tomoko

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