トモコヴォイス会報誌vol.1
「ありがとう」の言葉
この言葉は自分の中で大きな存在なんです。
昨年、5月に父が交通事故で亡くなりました。
その夕方、私は父に「よくついてきてくれるよ。」と言いました。
音楽をずっとやり続けるには、その理解を家族から得ないと難しいです。
私はアメリカで単身8年の音楽活動をし、今も好きなことをやらしてもらってる、
いつも理解、応援をしてくれる父に照れくさく言いました。
そうすると、父はいつもチューハイを手に「あったりめぇだ、娘なんだから」と
にこにこしながら言ってました。
次に会った時は息を引き取り静かに眠っていました。
人の死を初めて体験して、これをどう理解できるのか?
と瞬間、世界を見る目が変わりました。
その後、ある本に出会ったんです。
五日市剛さんの「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という本。
事故にあっても「ありがとう」と言うとあるんです。
事故にありがとうと、言っちゃうんだって。
「ありがとう」が、
すべてを良くしてくれるというのです。
つらくても、声に出して「ありがとう」って言っちゃうんです。
私はそれを実践しました。涙が自然と溢れてきます。
その後、とても素晴らしい、出会い。
人のあたたかさ、優しさ、温もりがたくさんたくさんやってきました。
私がそれを感じ始めたのかもしれません。
一段を深いところでそれを感じ始めたのかもしれません。
「ありがとう」を言うと、人のこころがつながる、つながって行くと思いました。
今のスタッフはその頃にであった人たちです。
感動する出会い。感動が人を動かしますね。
みなさんとも、つながって生きたいと思います。
より深く、面白く、楽しく、美しくいきたいですよね・・・
その後で、作った曲が「大きな空」、「星をみあげて」です。
2月10日は、その空をテーマにコンサートをします。また皆さんとお会いすることを楽しみにしています。
お勧めの本
五日市剛著「ツキを呼ぶ魔法の言葉」
tomokoより
トモコヴォイス 紙面会報誌 vol.1
(2006年1月27日)