おすすめ 56th「Tarzan サウンドトラック」Phill Collins/フィル・ コリンズ
パーカッションの音からスタートする。
「Two World」という、人間とゴリラの2つの世界に挟まれる
ターザンの歌から始まる。
今回はこのディズニー映画「ターザン」の
サウンドトラックを紹介したい。
これはフィル コリンズが作っている。
1951年ロンドンに生まれ、70年代にはジェネシスという
ロックバンドのドラマーも務め、ドラム、ピアノ、歌と
多彩なミュージシャンだ。
ドラムの腕も素晴らしく、ドラマーが作った音だから
これだけパーカッション、リズム楽器がかっこいい
のだろうと私は感じる。
イントロからとてもリズム感があり、
気持ちが前向きになるようである。
だからか実は、このCDは生前父がよく聴いていた。
土曜の朝に前日のお酒が抜けていない父は、
ピアノの部屋にある高さ120cmもある真空管
スピーカーの爆音で聴いていた。
1曲目が終わると、「You`ll be in my heart」が次にかかる。
これはあなたは私の心にいるからいつでも私はそばにいる。
だから泣かないでと、お母さんゴリラがターザンに歌う曲なのだ。
父が亡くなった後、この曲を聴くとぐっと
胸に詰まる感覚をいつも感じている。
フィル コリンズの魅力が
このアルバムからも十分に味わえると思う。
tomoko