トモコヴォイス会報誌vol.38
嬉しい仲間と会う
― 短大時代の友 ―
こんにちは。お元気ですか? tomokoです。
もう今年も六月ですね。
月日が経つのは早いものです。
これからの半年これを読んでいるあなたへ
~幸せと感動が降り注ぎますように~(^O^)/
先日二年半ぶりに短大時代の友人達とあった。
湘南へ遊びに来てくれたのだ。
私は高校三年生の時、二年後にはアメリカへ行こうと
卒業後は英語科短大へいく道を選んだ。
短大を選ぶ基準は私の中で明確だった。
二年で英語を話せるようにさせてくれること。
そのため大人数より少人数がいいだろうと、
直接短大へ足を運び、そこの事務の人に
「ここに来れば英語を話せるようになりますか?」
と真面目な顔で聞いたものだ。
その人は戸惑いながら、なりますよと
答えてくれたのを覚えている。
結局話せるかどうかは自分次第なのに・・・。
私は無事合格し晴れて英語科の短大生となった。
そこは女子短大。
女性ばかりの英語科は何やらとても華やかで、
公立高校出身の地味な私はその派手さに圧倒されたが、
慣れてくると類は友を呼ぶというのか
自分と気が合う友ができてきた。
良く笑い楽しい短大生活。
今思えばみんなよく勉強していた。
居残りや再試験、
授業が終わると次の週の宿題があるため
帰宅電車の中でもすぐ本を取り出し読んだ。
私は教職課程も取り、英語を勉強しながら、
音楽スクールにも通い、夜バイトして
アメリカ留学に備えていた。
私は模範生からはほど遠い生徒だっただろう。
朝一の英文タイプの授業の時、遅刻したにもかかわらず
抵抗し難い魔の眠気が襲ってくる。
寝てはいけないと思いながらも
重たいまぶたが下りてきてしまう。
「あ~、先生ごめんなさい」
とつも心では先生に謝りながら
タイプライターの上に頭が落ちてしまいそうなぐらい
舟を漕いでいた。
友人たちは私が聞いていなかった課題を
手助けしてくれる。
仲間あっての私の単位取得だった。
久々にあった友人二人はその時からのつきあいだ。
かれこれ十何年となる。
英語科の特徴は、やはり関心が海外へ向いていること。
日本から外へ出ようとする人間があつまりやすいのだろう。
彼女たちもそれぞれオーストラリア、ニュージーランドと
海外生活をしていた。
私はアメリカ、ロサンゼルスにいたので
その時の生活のことを比較したりするととても面白い。
today をトゥダイと発音するオーストラリア英語のこと、
やはりどこの国でもチャイナタウンがあるように
中国人の華僑の強さはすごいこと等々と、話はつきない。
今、留学する若者が減っているとニュースで聞いた。
リスクと向き合いながらも野心をもって突き進むといった
気持ちに欠けるというのだ。
若者だけに限らず、これが今の日本社会の表れなのかもしれない。
日本を出て外を知ることで初めて体験すること、
考えること、感じることがたくさんあると思う。
ぜひ外をみて日本を知るといい。
日本の独特の文化、歴史、他の国にはないものがたくさんある。
そうすると自分自身についてもまた良くわかるようになると思うのだ。
隣にいる人は全く考え方が違うので
自分の当たり前の思考パターンが
何なのかを考えさせられるのかもしれない。
気の許せる仲間と会う事は
日常を忘れて気分転換になるものだ。
共有するおもいで話や笑話をしたりと、
あっという間に時間は過ぎてしまう。
別れた後でも、爽やかな気分、
ホッとするような安心感で満たされていた。
tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.38より
(2010年6月2日)
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