tomokoの音楽暦 第20回 「名物先生 カール・シュローダー」

 

 

 

 

 

久しぶりの音楽暦。

ハリウッドの学校で会った、Carl Schroeder
(カール・シュローダー)を紹介したい。

二メートル以上の身長で、偉大なるジャズボーカリストの
サラ・ボーンのピアノの務めていたジャズピアニストだ。

熊のような大きな身体で弾くピアノは自由で、繊細で、
魔法のように何でも鳴るようだった。

授業の終わりの曲も即興で作って、弾きながら
「さよなら~」などと笑わしてくれる。

私は幸運にも彼にマンツーマンでスタンダード曲、
スキャット(即興)の練習の仕方など教えてもらった。

「Keep singing, Tomoko」

と言われ続け今の私がある。

長い経歴をもち、今も学生と向き合って教えている彼は
私にとって音楽の父のような存在だ。

tomoko

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