トモコヴォイス会報誌vol.32
「学校給食をパンからごはんへ」
雪見大福が給食に! 幕内氏の講演から~
こんにちは。いかがお過ごしですか?
もう今年最後の十二月になりました。
何かと慌ただしくなる年の瀬ですね。
そんな時だからこそ心と体の健康チェックして自分自身と向き合うのも良い。
リラックスするひと時のお供に、読んでもらえたら嬉しいです。
素敵な年を迎えください~ (^O^)/
パンとごはん、どちらをよく食べる?と問われると私は半々だった。
でも今、パン主食を減らしている。
先日幕内秀雄さんの講演を聴きに行った。
いろんな人の考えを聴くのは良い。
私の知らない世界を生の声で教えてくれる。
彼の話は面白かった。
彼は食生活について数々の本を執筆している。
「粗食のすすめ」が有名。
私はまだ読んだことがないが彼の講演を聴いて
読んでみようかという気持ちになった。
彼はご飯を食べようと呼びかけている。
子共たちが毎日たべる「学校給食をパンから米飯に」
と平成十年から活動している。
米の消費量は、昭和三十七年度をピーク
(一人あたり年間百十九キロ)に減少し、わずか半世紀で半減した。
最大の要因は家庭の朝食にパン食が定着したこと。
私たちが影響を受けたものに学校給食がある。
多くの日本人は「教育」という名の下で行われる給食によって、
パン食を習慣化させられたといっている。
パンには梅干しとか納豆、焼き魚などは合わないので
それらの伝統的な食品の消費が減った。
その結果日本の食糧自給率が三十九%に落ち込んだというのだ。
私の子供の頃もパンがほとんどだった。
時々、ご飯とカレー、ソフトメンとカレーがでて
それ以外はすべてコッペパン。
私はご飯がでると嬉しかったけど。
パン給食で「米を食べない日本人」を増やしてきたということになる。
今、子供に肥満児が増えている。
パン食にはバターをつけたりと、脂質の多いおかずが自然と増えてくる。
これは問題。
米飯給食にすると脂肪が少ない献立になり、食糧自給率が上がる。
そして日本の食文化や農業を守る。
おまけに脂質が少ないのでお皿を洗う洗剤、水の量も減る。
都道府県別の米飯給食回数で最も高いのが高知県、週に3.6回。
続いて山形県、福井県が3.5回。
悲しいかな、
私の住んでいる神奈川県が2.1回で最低だった。
その講演で現在の学校給食の写真を見せてもらった。
なんとびっくり!
雪見大福のアイスクリームや、チョコパンまで出ていた。
いわゆる菓子パンだ。
この写真は神奈川県のY市、S市だった。
あ~、自分が住んでいる街だ。
びっくり仰天。
私が食べていた頃の給食よりもっとお菓子っぽくなっていた。
こんな現状もあったのかとただただ驚く。
その写真をに見るまでは少し遠くの話と聞いていたものが
切羽詰った感がぐっと伝わってきた。
一度、甘いパンを食べると麻薬のように
もっともっとと甘い物をほしがってしまう。
大人はいいけど、子供にはそれを自分で選ぶ時まで
まともな食事をさせてあげようという幕内氏、
この人本気だ。
全国で完全米飯給食を目指しているのだ。
現在はそれが実りつつあり、どんどん増えてきている。
全国31,302校のうち、1,357校(平成十九年五月)で実施されているそうだ。
どんどん増えていくといい。
きっとよくなる。
美味しい炊き立てご飯ってキラキラ光って綺麗なのだ。
ずっと口の中で噛んでいると甘味が出てくる。
これって日本人の舌を育てるよ。
日本人の味覚は世界に通用する、確かで素晴らしいと私は思う。
ご飯がその原点なのかも・・・
さぁ、ご飯を食べよう~
tomoko
トモコヴォイス紙面会報誌 vol.32より
(2009年12月1日)
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